岡山・倉敷のみなさん、こんにちは!モモタロウ解体のブログ担当です!
最近、解体工事を考えている方々の間で「アスベストレベル2」についての関心が高まっています。
アスベストは健康に大きなリスクをもたらす物質として知られています。
特にレベル2に分類されるものは、正しく対処しないと非常に危険です。
この記事では、アスベストレベル2とは何か、そのリスク、安全な除去方法、そして解体工事を行う際に必要な対策について詳しく説明します。
また、よくある質問も交えながら、アスベスト除去のプロセスを紹介します。
この記事を読むことで、アスベストレベル2に関する知識を深めましょう。
また、解体工事を安全かつスムーズに進めるためのポイントを理解できます。
解体工事を検討中の方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
アスベスト レベル2とは?
建築物や設備に使用されるアスベスト含有建材のうち、中程度のリスクを持つものを指します。
アスベストは、その優れた断熱性や耐久性から広く使用されていました。
その後、健康被害のリスクが判明したため、現在では使用が禁止されています。
しかし、古い建物には依然としてアスベストが含まれていることがあります。
その除去や取り扱いには特別な注意が必要です。
アスベストレベル2の特徴
アスベストレベル2に分類される建材は、通常、比較的しっかりとした形状を保っています。
そのため、取り扱い時に飛散するリスクが中程度とされています。
具体的には、スレート屋根材やパイプ断熱材、軟質ガスケットなどがこのレベルに該当します。
これらの建材は、破損したり適切な処理が行われなかった場合、アスベスト繊維が空気中に飛散し、健康に重大なリスクをもたらす可能性があります。
アスベストレベル2が含まれる物
アスベストレベル2に分類される建材は、主に以下のような用途や材料に含まれていることが多いです。
これらの建材は、比較的頑丈です。
そのため、通常の状態ではアスベスト繊維が飛散するリスクは中程度とされています。しかし、解体や改修作業の際には特別な注意が必要です。
スレート屋根材
スレートは、薄い板状の建材で、屋根材として広く使用されていました。
アスベストが含まれるスレートは、耐久性や耐火性に優れた特性を持ちます。
主に1970年代から1980年代にかけて多くの建物で採用されていました。
パイプ断熱材
アスベストは、断熱性や耐熱性に優れているため、温水や蒸気を通すパイプの断熱材として広く使用されていました。
これによって、パイプの熱損失を防ぎ、エネルギー効率を高める役割を果たしていました。
軟質ガスケット(パッキング材)
ガスケットやパッキング材は、機械の接合部や配管接続部に使用されています。
漏れを防止するための密閉材として機能します。
アスベストが含まれるガスケットは、高温や圧力に対する耐性が高く、特に産業用の設備で多く使われていました。
アスベスト含有セメント板
セメントに混ぜられることで強度や耐火性を高めます。
そのため、アスベスト含有セメント板として使用されていました。
このセメント板は、壁材や屋根材、外装材として使用されることが多かったです。
ビニールタイル
ビニールタイルは、床材として広く使用されています。
また、アスベストが含まれているものも多く存在します。
特に古いビニールタイルには、耐久性や断熱性を高めるためにアスベストが使用されていました。
これらの建材は、アスベストレベル2に該当し、適切な取り扱いや除去が求められます。特に古い建物では、これらのアスベスト含有建材がまだ使用されている可能性が高いです。そのため、解体や改修作業を行う前に専門的な調査を行い、適切な対策を講じることが不可欠です。
アスベストレベル2のリスク
アスベストレベル2の建材は、解体や改修作業時に特に注意が必要です。
最大のリスクは、解体工事や改修作業中にアスベスト繊維が飛散し、作業員や周囲の住民がこれを吸入することです。
健康リスク
アスベスト繊維は非常に微細で、吸い込むと肺に深く入り込みます。
これによって、長期的に以下のような深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。
肺がん
アスベストの吸入は、肺がんのリスクを大幅に増加させます。
特に喫煙者にとって、そのリスクはさらに高まります。
中皮腫
中皮腫は、アスベスト繊維が原因で発症することが多いがんです。
胸膜や腹膜などの薄い膜に発生します。
治療が難しく、非常に進行が速い疾患です。
アスベスト肺
アスベスト肺は、繊維が肺組織に蓄積し、炎症や瘢痕化を引き起こすことで呼吸困難を伴う病気です。
これは慢性的な疾患で、症状が進行すると日常生活にも大きな支障をきたします。
環境リスク
アスベスト レベル2の建材を不適切に扱うと、繊維が飛散して周囲の環境を汚染するリスクがあります。
これによって、作業現場だけでなく、周辺地域の住民にも影響が及ぶ可能性があります。
空気中の汚染
アスベスト繊維は空気中に長時間滞留することがあります。
これを吸い込むことで健康被害を受けるリスクが高まります。
土壌や水の汚染
除去作業後に適切な処理が行われない場合、アスベスト繊維が土壌や水に混入します。
さらに広範囲に汚染が拡大する恐れがあります。
法的リスク
アスベストレベル2の建材を適切に処理しなかった場合、法的な罰則や責任問題が発生する可能性があります。
日本では、アスベストの除去や取り扱いに関して厳しい法律があります。
これを違反すると企業や個人が重大な責任を問われることになります。
罰金や制裁
法律に違反してアスベストを不適切に処理した場合、罰金や事業停止などの厳しい制裁が科される可能性があります。
責任問題
アスベスト除去作業中に発生した健康被害や環境汚染について、関係者が法的責任を負うケースもあります。
経済的リスク
アスベストレベル2の除去作業には、専門の業者による高額な費用がかかることが多いです。
また、不適切な処理によって発生する法的問題や健康被害に対する賠償など、さらに多額のコストがかかるリスクも考えられます。
安全な除去方法
アスベストレベル2を安全に除去するためには、専門業者に依頼することが最も重要です。
専門業者は、法律に基づいて適切な手順で作業を行い、アスベストが飛散しないように封じ込め、除去します。
作業は、次の手順で進められます。
1. 区域の封鎖
作業エリアをしっかりと封鎖し、アスベストが他の場所に飛散しないようにします。
2. 湿潤化
アスベスト含有建材を水で湿らせ、繊維が空気中に飛散しないようにします。
3. 除去作業
専門的な器具と防護具を使用して、慎重にアスベストを除去します。
4. 廃棄処理
除去したアスベストは、法令に従って適切に処理されます。
必要な対策
アスベストレベル2の除去に際して、必要な対策を怠ると、健康被害や法的な問題が発生する可能性があります。
以下の対策を講じることが求められます。
事前調査
解体工事を行う前に、アスベストが含まれているかどうかを専門家に調査してもらいます。
防護具の使用
作業員には、適切な防護具を着用させることで、アスベスト繊維の吸入を防ぎます。
作業区域の管理
一般の人が作業区域に立ち入らないようにし、アスベストの飛散を防ぎます。
廃棄物の適正処理
除去したアスベストを適切に廃棄し、環境への影響を最小限に抑えます。
よくある質問
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アスベストレベル2の除去作業を自分で行うことはできますか?
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アスベストの除去作業は、法律により専門業者による実施が義務付けられています。
自分で除去作業を行うことは、健康リスクが非常に高く、違法行為となる可能性もあります。
必ず資格を持った専門業者に依頼してください。
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アスベストレベル2の除去後、どのように安全が確認されますか?
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アスベストの除去作業が完了した後、作業区域内の空気中のアスベスト濃度を測定する最終検査が行われます。この検査で、アスベスト濃度が基準値以下であることが確認されれば、安全が確保されたと判断されます。また、作業の内容や検査結果は報告書として記録されます。
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古い家を解体する予定ですが、アスベストが含まれているか心配です。どうすればいいですか?
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古い建物にはアスベストが含まれている可能性があります。
そのため、解体前に専門業者によるアスベスト調査を依頼することをお勧めします。
調査によって、アスベストが含まれている建材を特定し、適切な除去計画を立てることができます。
調査と除去作業を専門業者に任せることで、安全な解体作業が可能になります。
まとめ
アスベスト レベル2は、解体工事や改修工事において特に注意が必要なリスク要因です。
健康リスク、環境リスク、法的リスク、経済的リスクのすべてが絡み合っています。
そのため、専門的な知識と経験を持つ業者に依頼し、適切な措置を講じることが不可欠です。適切な対策を講じることで、健康被害を防ぎ、安全に作業を進めることができます。
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